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COMLの言葉の流儀

「読み始めたばかりですが、
バッサバッサと最近の言葉遣いを切っていて(うまく言えませんが)、おもしろい!
ついつい山口さん(私の上司)を思い浮かべて、
ニヤニヤしてしまいます。
山口さんの感想を聞きたいなぁ。
でもお渡ししても、
忙しすぎてお読みになる時間ないだろうなぁ」

これは現在、育休中のCOMLスタッフのFacebook投稿。
「ふむふむ、なんだ?」とすぐに購入して、
何とか時間をやりくりして読了しました。
『社会人としての言葉の流儀』(川村二郎著、東京書籍)です。

投稿したスタッフは、
10数年前に大学院修了しての新卒でCOMLに入職。
大学時代に2年間のボランティア、アルバイトを経て
このスタッフより1年前に入職したもう一人の新卒のスタッフ共々、
ともかく言葉遣いはうるさく注意してきました。
何と言っても、COMLは全国から電話相談が届き、
さまざまな問い合わせも電話で入ります。
なので、流行り言葉は一切禁止、
正しい日本語を使うように口うるさく言ってきました。
当時は私も今ほどには丸くなかったので、
言葉遣いだけではなく、
仕事の仕方、来訪者への対応、礼儀作法などなど、
鬼軍曹上司だったのだと思います(笑)。

小学生からの英語教育という話を聞くたびに、
その前に日本語でしっかりと考え、
話し、書けることが大切でしょというのが私の持論です。
それだけに、特に言葉遣いは厳しかったのだと思います。

「1こ違い」は「1歳違い」と助数詞を正しく使うことはもちろん、
「~みたいな」「~かも」「私的には」
「~のほう」「よろしかったでしょうか?」など一切禁止。
「おっしゃられて」は二重敬語だから「おっしゃる」でいい。
どんな年代の方からの問い合わせや相談にも、
言葉は正しく丁寧に、と。
これは自らも常に問われることなだけに、
結構私自身も気を遣ってきました。

しかし、年々日本語は乱れるばかり。
最近は「大丈夫」の大合唱が気になって仕方ありません。
宅急便の集荷にやってくる配達員は、
入ってくるなり「大丈夫ですか?」。
それを聞くたびに「あなたに案じてもらうことは何もない」と言いたくなります。
なぜ、「今日は集荷する荷物はありませんか?」と言わないのか。
コンビニのレジでも、「レシートは?」と聞くので、
「結構です」と返事したら、「大丈夫ですか?」と言われる。
いったい何がご心配ですか? と言いたくなります。

常日頃、そういうことを言っている私と同じようなことを
バッサリ切っているこの本を読んで、
私のことが頭に浮かんだということが、
よ~くわかりました。

原稿は書くものであって、打つものではないという件があり、
私もかつては一度手書きしてからキーボードを叩いていたのを思い出し、
「最近はいきなりキーボードを打っているけど、
これは時代の流れのなかで仕方ないなぁ」
「今、まず手書きしていたら、時間足りないな」
と思う部分もありましたが、
改めて最近の私の言葉遣いは問題ないだろうかと見直して、
襟をたださなければと思わせられた1冊でした。

さて、この本を読むきっかけになったCOMLスタッフ。
現在、もうすぐ1歳の息子を連れて、
週に一度の職場復帰訓練中です。

子どもは滅多に会うことのない私に接すると、緊張した眼差しを向けてきますが(他のスタッフには常に笑顔らしい)、
「何か言いたいことがあったら、この事務所ではきちんと言語化してね」
と今から注文をつけております(笑)。

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