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時期診療報酬改定の基本方針が医療部会の議題

午前中、厚労省の社会保障審議会医療部会でした。
テーマは「次期診療報酬改定の基本方針の検討について」。
前回も骨子案についてのさまざまな意見が出されたので、
今日は予定より40分近く早く終わりました。
私は、「患者本位の医薬分業を実現するための調剤報酬の見直し」として、
「かかりつけ機能を発揮していない門前薬局の評価の適正化を進める」
と記されていることについて、
薬局薬剤師の役割を知り、
かかりつけ薬局の機能を理解できれば医薬分業の意義は理解できるけれど、
一般的には院外処方になることで患者の経済的負担が重くなる現状に
疑問や不満を持ちがちであることに触れ、
その視点からの調剤報酬の見直しも必要ではないかという点。
そして、将来を見据えた課題の中に、
「国民が主体的にサービスを選択し、活動することが可能になるような環境整備」として、
予防・健康づくり、セルフメディケーションと並んで
唐突に「保険外併用療養費制度の活用」が出てきたことに疑問を呈し、
具体的には何のことかと質問しました。
恐らく「患者申し出療養」を想定されていると考え、
「経済的に豊かな人だけが恩恵を受けられるような内容であれば主体的に選択できない」
「保険外併用療養性制度は経済的な患者負担が重くなるので、
留意して議論していただきたい」とお伝えしてきました。
そのような中、激しい意見が出たのは医療団体委員から。
事務局が参考資料として提示した資料の中に、
「医療費の伸び率の要因分解」があり、
平成26年度の診療報酬改定が0.10%と記されていたのです。
これは消費税増税の対応を入れた数字。
実質は「△1.26%」なのに誤解を生むではないか、と。
実際に、この資料が事前に公表されたことで、
NHKがニュースで「直近3回の診療報酬改定はプラス改定」
と昨日、今日報道したそうなのです。
訂正と正しい情報提供のあり方を求めて激しい追及が一部ありました。
外へ出てくると、清々しい青空。
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日比谷公園の銀杏は一部美しく紅葉し、
青空に映えていました。
午後、打ち合わせや取材を受けて、
今日は夕方から東京大学の
「全学自由研究ゼミナール 日本の医療の光と影 
~医療と福祉の現場から考える現代社会」という自主ゼミナールで講演予定。
駒場キャンパスに伺います。

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