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辻本好子のつぶやき No.23 ~退院して考える病院食~

退院して自宅に帰ってから、急激に変わったことが「食」。
…とまあ、口から一切のものが食べられない私ゆえ、
これを“変化”といえるのかどうか…。

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温かい飲み物が急に欲しくなって、まずはハーブティから始まり、
フリーズドライの味噌汁の上澄み、
そして、なんと小さな「金平糖」の昔懐かしい飴玉を口に含むとホッ!
さらには病院では比重が重くて、とても受け付けなかったアイスクリームを
スプーンに2~3口
どうです!? すごいでしょう

もちろん病院でだって可能なもの、
と言ってしまえばそれまでのことなんだけれど、
要は「自宅」という馴染んだ環境が
食べる意欲まで回復させてくれているってことなんだと思います。

ということで、改めて病院の給食を振り返ってみると、
やっぱり「もっとこうあってほしかったなぁ~」というあれこれが沸々と…。
決して不平、不満、悪口ではなく提案ですから、あしからず!

3月21日に入院した頃は「軟食」メニューで、
朝食にはパンと牛乳、
小鉢のサラダ(けちな喫茶店の半分以下くらい)とジュース。
総カロリーとしては毎回500カロリー近い数字のカードが
添えられていました(ちなみに昼食も夕食もメニューは書かれていませんでした)。
しかし、牛乳もジュースも受け付けず、パンも三分の一くらい。
カードに栄養士さん、ないしは調理をしている人に…
と、感謝と感想を書き添えてお膳をさげました。

たまたま下げたお膳を運ぶ人と出合ったので
「このカード、担当者に届きますか?」
と尋ねてみたら、
「いいえ、棄てちゃいますよ」
と、いとも簡単に言われてガックリ
作り手とつながらない寂しさを感じました。

もちろん私の入院した病棟は消化器系の患者さんが多く、
しかも結構、高齢者の方々が…。
下げられたお膳を見ると私同様、
紙パックの飲み物の類はほとんど封も開けられずに残っていました。

いわゆる“要件”、つまりカロリーは満たしているのでしょう。
しかし、やっぱり“中身”です。
せめて、もう少し食べる人の身になった食事にできないものなのでしょうか?

栄養士さんが病室に来てお話しすることで
診療報酬点数がつくようになりました。
つまり私たちは、そうしたことにも医療費を払っているのです。
私の場合も、熱心な栄養士さんが、足しげく病室に顔を見せてくれて、
何とか食べられるようにと応援してくださいました。
しかし、どんどん食べられなくなっていく私との話し合いの中で、
増えていくのは、結局は「エンジョイ」といった、
一般の人でもまずくて飲めないようなジュースだったのです。

たまたま次男坊が冷蔵庫に残っていた「エンジョイ」を試しに飲んだところ、
一気に気分が悪くなって、
「こんなもんを飲まされりゃあ、
食欲なんてどんどん無くなっちゃうよネ」と同情してくれました。

食べることって人間の「欲望」です。
やっぱり諦めたくなんかないですよ。
形だけじゃない、愛情のこもった食事作り、
これからも頑張って欲しいなぁ~と願わずにいられません。

ブログ終わったら、ちょっと、アイスクリームを

(5月27日記す)

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