« 辻本好子のつぶやき No.12 ~たかが氷、されど氷①~ | トップページ | 辻本好子のつぶやき No.14 ~手術以降①~ »

辻本好子のつぶやき No.13 ~たかが氷、されど氷②~

口から何も受けつけなくなる私の「運命の旅」の途中には、
当然に水との格闘もありました。
まずは、水の味です。
最初にダメになったのが、硬水。
文字通り硬くて、重くて、喉が受けつけなくなりました。

軟水に近いペットボトル(私は“ボルビック”がOKでした)を買い求めていたとき、
毎日のように病室に顔を出してくれる山口が、
自宅でこだわって飲んでいる(焼酎のお湯割りのため?)水を試してみよう!
ということでおすそ分けしてもらったら、これが旨い!
ちなみに、山口曰く「ビールの違いはわかるけど、水はそこまでは…?」

ところが、ペットボトルで直接口から飲めないのが第2弾!
上を向いたままゴクリとできないのです。
むせ返るのです。
ストローで吸って、顎をグッと引いて少しずつ…少しずつ…
そうこうするうちに、そんな飲み方でもむせ返って、
吐き気に襲われるようになってきました。

そこで真打登場!!
それが、“氷”です。

011

前回からのテーマ「たかが氷、されど氷」のお話なんです。
--フゥ~、やっとここまで来ました。
現在、唯一喉を通り越してくれる、まさに命の水。
それが、氷なんです。
スーパーやコンビニで売っているカット氷です。
ひと口大、硬い氷と謳っているごとっく、じつに硬い商品。
しかし、私の口サイズには、とてもひと口大と言えない大きさ。
そりゃ、そんなに小さくしてしまったら、
すぐに溶けて商品価値が下がってしまうから仕方はないのですが…

まずは大きめの氷との格闘!
とりあえず、何度もしつこくしゃぶって、周辺を溶かします
スプーンに乗るくらいになるまで、何回も繰り返すうちに
真ん中辺りに歯形を入れて溝を掘ります。
そして、ここぞというところでガリッ!!
ヤッター(歯が丈夫でヨカッタ!)
…とまぁ、こんな格闘を繰り返しているのですが、
1日に1000~1500gくらい
これがいまの私の重要な水分補給方法です。

熱が高いときは最後まで心地よく、
下がっているときは、コップ一杯の氷が終わるころには、
身体が小刻みに震えあがっていますし、
口の周囲がまさに氷のように冷たく、冷たくなって
両手でハーハー息をかけてよみがえらせてやらねばなりません

甘味料の入ったシャーベットなどは、
最初のひと口、ふた口はおいしいのですが、
やっぱり真打は素の味。
ほどよく小さくなったところで、
ガリガリガリッ、ガリガリガリッ
と、口のなかでシャーベット状にするときは、まさにカイカ~ン!
薬師丸ひろ子の境地です
(5月4日)

|

« 辻本好子のつぶやき No.12 ~たかが氷、されど氷①~ | トップページ | 辻本好子のつぶやき No.14 ~手術以降①~ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

辻本好子」カテゴリの記事