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辻本好子のつぶやき No.11 ~アロマの香り~

週に一度、ボランティアの方が病室まで来て、
アロママッサージをしてくれます。
ボランティアといっても有資格者で、がんサポートチームの一員。
胸の名札には「研究員」の文字が。
他の病院の看護管理者まで勤めあげ、
定年退職後に趣味のアロマを勉強したいと真剣に向き合ったら、
「やっぱり興味がメディカルの方に走り」
「深みにはまって海外研修まで」
と笑う、物静かな、ちょっと頑固そうな女性。
…そう、道楽も極めれば“極道”ですぞ!

初回に、まずはインフォームド・コンセント。
アレルギーの有無などを確かめ、同意書にサイン。
薬物ではないけれど、一応直接からだに塗るものだからなんだろうなぁ~。

「とくに辛いところは?」と聞かれ、
抗がん剤の副作用による手足指先のしびれ感を伝え、
とりあえず、両手両足をマッサージしていただくことに。
じつは4~5日前から左足のしびれが強くなり、
かかとをついて歩くのも辛くなっていたので、左足を重点的に約1時間。
とくだん力を入れるわけでもなく、部屋中にアロマの香りが漂い、
ことのほかマッサージ大好き人間の私にとっては
病院に居ながらにしての、まさに至福のひととき

別の病室のがん患者さん
なかでも男性患者さんが(たぶん、どの人も初体験なんだろうなぁ~)
彼女の訪れを首を長~くして待っている--とナースから聞いて深く共感
いまや私もその一員です。

何を語るでもない、ただただゆっくりとからだをさするようなマッサージ。
何ができるでもない、本を読むかラジオでも聴くしかない意味なく長い午後のひととき。
いまでは、いつも決まってウトウトとまどろんでしまう
幸せタイムになっています。

後日、友人がローズのアロマの香りのおしゃれなボトルを
「化粧水代わりにも、芳香剤のように使っても…」とプレゼントしてくれました。

002

香は何であれ「ヤメテクレー」という患者さんもいて、
個人差があるのだと思うけれど、
私は吐き気のない調子の良いときなら
ほのかな優しい香りに包まれることでリラックスできるから大歓迎!
…あくまでも、私の個人的感想です。
(4月28日)

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