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毎年研修医を受け入れています。

医師臨床研修制度が義務化されて今年で5年目。
必修の研修内容のなかには1ヵ月の「地域医療」があります。
じつは、りんくう医療センター市立泉佐野病院の地域医療研修のうち、
1週間はCOMLが受け皿になっていて、2年目研修医が毎年研修に訪れます。

研修内容は、
①ミニセミナー「患者塾」への参加、
②事務所で相談対応を聴く(4日間)、
③課題に対してリポート作成、
④ロールプレイと模擬患者との模擬診察
と、1週間ながら盛りだくさん。

お楽しみは、グルメなお店が多い西天満界隈のランチ。
これが研修医の間で毎年の申し送りになっていて、
「1,000円以下でおいしいランチが食べられる」
ことを楽しみにやってくる人も。
10日以上はランチツアーができるほど候補店が多いなか、
やって来た研修医の好みを聞いて5店に絞り込むのも、
私の大切な役割です。
おいしいランチを食べながら、
研修医のホンネや悩みを聴くこともしばしば。
リラックスしてコミュニケーションをとる貴重な時間になっています。

今年も合計8人が研修にやって来ました。
毎年のことながら、最後に提出されるリポートには、
さまざまな「気づき」が綴られています。
1月の最終週が研修期間だった2人も、
とても素敵なリポートを書いてくれました。
なかでも
「電話相談をもし自分が対応したら、聴くだけでは飽き足らず、
相談者の考え方を変えたいと思ったり、感情的になったりしてしまうだろう。
しかし、聴くだけで語調が変わることを知りし、
聴くことの絶大な効果を感じた。聴くことは奥深いと感じた」
といった感想が添えられていて、日常の電話相談に対応する
私たちスタッフのほうが勇気づけられる思いでした。

これまでにも、患者さんから責められたり、無理難題を言われて、
患者とのコミュニケーションをとるのが怖くなっていた研修医が、
COMLの研修で聴くことの大切さを実感し、
「救急外来で患者さんに向き合う姿勢を変えたら、
心の底からの『ありがとう』を聴くことができた。
自分の姿勢次第だと実感した」
といった後日談も寄せられています。
研修医も悩みながら、何とかいいドクターになりたい
と努力していることをなまで感じさせてもらっています。

若い人たちが多くの気づきを得てイキイキする姿を間近で見るのは嬉しいもの。
そんな意欲的な研修の応援団でもありたいと思っています。

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